話すための英文法

【表で簡単】英語の人称代名詞ってなに?|種類と意味を解説【会話が楽になる】

2021年1月24日

人称代名詞って言葉自体が難しくてピンときません。どんな種類があるんですか?使い方も合わせて分かりやすく教えてください。





こんな疑問にお答えします。



本記事の内容

  • 人称代名詞の定義
  • 人称代名詞の種類
  • 人称代名詞の使い方




参考図書

✔︎一億人の英文法

✔︎英文法の鬼100則





英語を勉強すると必ず出てくる代名詞





日本語でも「あいつの〜」とか「あれは〜」とかよく言うくらい、会話でよく使うものだからですね。





代名詞って、難しい言葉でいろいろと種類分けされているんですが(指示代名詞とか再帰代名詞とか)、もちろん覚える必要なんてありません。





大切なのは「会話でどうやって代名詞を使っていくのか、それぞれの意味はなんなのか」だからですね。





本記事では、特に会話でよく使われる「人称代名詞」について、その種類と意味を解説していきます。





覚えなきゃいけない単語もいくつかあるんですが、何回か音読するだけで覚えられるので安心してくださいね( ^ω^ )





早速いってみましょう!




英語の人称代名詞とは「その人を表す別の言葉」

まず人称代名詞とは「その人を表す別の言葉」のこと。





文字の通りですね笑





例えばこんなふうに使われます。





田舎の若者A「ちょっと聞いた?石原さとみが結婚したらしいぜ。俺今週会社いけねーわ。めっちゃ好きだったんだよねあの人・・・はぁ。ムリ。」





ここでいう「あの人」が人称代名詞。





この例文だと her ですね。





日本語でも知らないうちによく使っちゃうくらいなので、もちろん英語でもよく使われます。





ただ、日本語だと「あの人」とか省略しちゃっても伝わるんですが、英語はこういうとこ明確にしていく言語なので省略されないんですよね。





そしてやっかいなことに、英語の代名詞は性別や単数か複数かなどで、単語の形が変わってしまうんです。





単語の形がどう変わるかは覚えてしまえば終わりなんですが、問題はそれをどう使うのか。





後のパートで詳しく見ていきますが、その前にまず、そもそもなんで人称代名詞なんてものがあって、それが使われるのかを見ておきましょう。




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【英語ならでは】人称代名詞の役割は「手間を省くこと」

人称代名詞の役割とはズバリ「手間を省くこと」





人の名前を何回も言うのが面倒くさいからです。





石原さとみの例の続きを見てみましょう。





田舎の若者A「なぁ聞いた?石原さとみが結婚したらしいぜ。俺今週会社いけねーわ。めっちゃ好きだったんだよねあの人・・・はぁ。ムリ。」




田舎の若者B「さっきLINEニュースで見たわ・・・。石原さとみと結婚できる一般人ってまじなんなん?どんだけ前世で徳積んだん?てか一般人てことはさ、おれにも石原さとみと結婚するチャンスあったってことやんな?石原さとみみたいな人と結婚したいからちょっと東京いってくる」





石原さとみが4回も出てきていますが、最初意外は全部「彼女」とか「あの人」とかにした方が、短くて言うの楽ですよね?





日本語だと省略しちゃっても通じますが、英語では省略しません。





なので、短くて簡単に言い表せる人称代名詞がよく使われるんですね。





こんな感じで、人称代名詞の役割とは「何回も同じ名前を言う手間を省くこと」とだけ覚えておきましょう。





【表で簡単】英語の人称代名詞の種類と使い方を説明します!

では本題の「人称代名詞の種類と使い方」を説明していきますね。





結論からいうと、以下の表のとおり。

[table id=1 /]





覚えなきゃいけない単語数は全部で35個





35個なんてムリー!ってなりそうですが、自分なりのリズムに乗せて何回か言えば、すぐに覚えられちゃいますよ( ^ω^ )。





例えば、「I(アイ)my(マイ)me(ミー)mine(マイン)myself(マイセルフ)」と何回か口に出してみてください。





覚えられたら次は you に。





ちょっとリズムに乗せるのがポイント。





だいたい単語を覚えられたら、次は主格から〜self系の5つについて、その使い方や意味を見ていきましょう!




主格は「主語として使う」

主格は、代名詞を「主語として使う」ということ。





日本語だと「〜が、〜は」と訳されます。





例文はこちら。

He is a doctor. 彼は医者だ。

Tom is taller than I. トムは私より背が高い。





主語の役割なので、基本的には文の始めに入ってきます。





しかし2つ目の例文のように、比較の場合は後ろにも入ってくることもありますね。





まずは主語なので前!と覚えておいて問題ありません。




所有格は「所有する」

所有格は文字通り、「所有する」ということ。





所有格だけは「私の」「彼の」と限定するため、名詞とセットで使います。





例えばこんな感じ。

This is his pen. これは彼のペンだ。

His watch is too expensive. 彼の時計はめっちゃ高価。





難しくありませんね!



目的格は「指す」

目的格の意味は「指す」ということ。





先に例文を見てみましょう。

I like him. 彼が好きだ。

I went shopping with them. 彼らと買い物に行った。





私が好きなのは「彼」、一緒に買い物に行ったのは「彼らと」





こんな感じで、その人を「指す」という意識です。





動詞の後ろで使われることが多い形ですね(主語が対象に影響を与える第3文型:SVO)





もちろん単独でも使えます。





例えばこんな感じ。

I forgot my homework!. ーーーMe, too! 宿題忘れた! ーーー僕もだ!





こんな感じで、まずは動詞の力が及んでいる対象が人の場合に、目的格の形を使いましょう!



所有代名詞は、単独で使える「所有」

所有代名詞の意味は、単独で使える「所有」





所有格との違いは、単独で使うかどうかです。





例えばこんな感じ。

Is this your pen? ーーーIt's mine. これペンあなたの? ーーーそうだよ。





your は所有格なので pen と一緒じゃなきゃいけませんが、mineは単独で使える表現です。





これの違いだけ覚えておきましょう。





他にはこんな例文もありますよ。

Whose that wallet on the table? ーーーIt's Satomi's. テーブルの上の財布は誰の? ーーーさとみのだよ。

I met a friend of mine. 友達の一人と会った。





a friend of mine は「私の友達の一人」という表現で、よく使われるものですね。





とにかく「単独で使う所有」と覚えておきましょう!



〜self形は「自分に返ってくる」

-self形は「その動作が自分自身に返ってくる」ということ。





日本語でよく「セルフサービス」って言いますよね。





「あなたがやってくださいよ〜」という意味は想像できると思います。





正確にいうと、-self系は人称代名詞ではなく「再帰代名詞」。





しかし、人を表す代名詞という意味では同じなので、ここでは区別しません。





例文はこんな感じです。

He often talked to himself. 彼をよく独り言を言う。

I have to do everything myself. 全部自分でやんなきゃいけないんだよ。





こんな感じで、誰かが行った動作がその人自身に返る意味のときに-self系を使いましょう



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人称代名詞以外のitとoneで英語表現を広げよう!

ここまで、人称代名詞についてそれぞれに紹介してきました。





これだけでもいいのですが、人以外の代名詞で言いたいときももちろんありますよね。





そこで使えるのは「it」「one」





まさになんでも屋さんとも言えるこの2つも知っておくと、もっと表現が広がります。





最後に、it と oneについても紹介していきますね。



itは「なんでも屋さん」

itは「これでもか!」ってくらい使えるバリエーションに富んでいます。





日本語でも「それ」って言う言葉がめちゃくちゃ使えることからも、イメージできるのではないでしょうか。





逆に言うと、幅が広すぎてどう使えばいいかわからなくっちゃいそうですよね。





しかし、慣れてしまえば it ほど使える単語はありません。





使い方を紹介していきますので、一緒に見ていきましょう。





具体的には、以下の3パターンですね。

文脈に登場したものを受ける

状況を受ける

it+to 不定詞





ひとつずつ見ていきましょう。



文脈に登場したものを受ける

1つ目の使い方は「文脈に登場したことを受ける」こと。





まずは例文を見てみましょう。

My smartphone is broken because I dropped out it. スマホ落としちゃったから壊れた。

It won't happen again. もう2度としないよ。

How did you like the film? ーーーI liked it a lot. 映画はどうだった? ーーーとってもよかったよ。

You should do that. ーーーOk, I got it. あなたがやるべきことはそれだよ。 ーーーオッケーわかったよ。





スマホだったり、自分がやってしまったことだったり、映画だったり、指示だったり。





it がなんでもかんでも表していますよね。





文法的には間違ってるかもしれませんが、「人以外のものを言いたい時はit」でも現地人には通じちゃいます笑





どんどん使っていきましょう。





状況を受ける

2つ目の使い方は「状況を受けること」





例えばこんな感じです。

It's so cold today! 今日は寒いね。

What time is it? 今何時?

How long does it take? ーーーIt's around 3 hours. どれくらいかかりそう? ーーー3時間くらいかな。





気温とか天気とか時間とか距離とか、いろんなものを it で言うことができます。





こんな感じで、状況を言いたいときは it を使っていきましょう。



it+to 不定詞

3つ目の使い方は、itと合わせて「to 不定詞」。





めっっっちゃくちゃ使えるので、是非マスターしてくださいね( ^ω^ )





例文は以下です。

It's better to ask someone. 誰かに聞いた方がいいね。

It's difficult to catch his English. 彼の英語を聞き取るの難しいんだよ。





一見複雑そうですが意外とそうでもありません。





it が指す内容を to 不定詞で「後ろから説明してあげる」というだけなんです。





こんな感じで、まずは今言いたいことを言い切って(難しいのか簡単なのかとか)、その理由をto 不定詞で付け加えるという流れだけ覚えておきましょう!



oneは「数えられるものの代わり」

最後のoneは「数えられるものの代わり」になる言葉。





基本的にはitを使えば通じますが、ちょっとだけ意味に違いがあります。





それは以下の2つ。

one は特定しない(it は特定する)

one は数えられるものだけ(it は数えられないものだけ)





以下の例文で見てみましょう。

1) I lost my wallet, but fortunately I found it. 財布を無くしたんだけど、運がいいことに(自分の)財布が見つかったんだ。

2) I lost my wallet, but fortunately I found one. 財布を無くしたんだけど、運がいいことに財布が見つかったんだ。





1) の it は 「自分が無くした財布」を意味します。





一方、2)の one はただの「財布」を指すんですね。





つまり、自分のではなく「ただの財布」という意味。





拾ったらちゃんと交番に届け出ましょう笑





また、one は数えられるものにしか使えません。





例えば以下の通りです。

✖︎ My father like white wine better than red one.




wineは数えられない名詞なので、oneは使えないんですね。




言うならば、red だけか red wine ともう一回言うかでしょう。




ちなみに red it は不自然ですね。



この場合は、単に赤ワインよりも白ワインの方が好きと言っているだけなので、特定する it は使わないでしょう。






ちょっと分かりにくかったでしょうか?





とにかく「it は特定して数えられないものだけ! one は特定せずに数えられるものだけ!」と覚えておきましょう!




振り返り

では最後に、本記事の内容を振り返りましょう。

✔︎ 人称代名詞とは「その人を表す別の言葉」

 

✔︎ 人称代名詞の役割は「何回も言う手間を省く」こと

✔︎ 人称代名詞で覚える単語は35個。リズムで覚える。

✔︎ 人称代名詞の種類は以下の5つ。それぞれの意味は以下のとおり。

・主格は「主語」

・所有格は「所有」

・目的格は「指す」

・所有目的格は「単独で使える所有」

・-self形は「自分に返ってくる」

✔︎ itの使い方は 以下の3つ。

・文脈に登場したもの

・自分の状況

・to不定詞

✔︎ it と one も覚えると表現の幅が広がる

・it は特定して数えられないものだけ

・one は特定しなくて数えられるものだけ





最後までご覧いただきありがとうございました( ^ω^ )!




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  • この記事を書いた人

キッツ

TOEIC470点でヨーロッパ駐在した30歳会社員ブロガー▶︎話せる英語は中学レベル。文法ダメダメでも気にせず英語を話しまくる▶︎”それなり”英語がビジネスで通じると実感▶︎”ネイティブレベルなんか目指さない”英語の勉強方法を発信しています!モットーは「伝わればいいじゃん」

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