話すための英文法

英語の形容詞ってどう使うの?位置と順番を解説します【ルールは2つだけ】

2021年1月30日

英語の形容詞を置く位置や順番などの使い方が分かりません。難しい言葉は抜きで説明お願いします。




こんなお悩みにお答えします。




本記事の内容

  • 形容詞の意味
  • 形容詞を使う位置
  • 形容詞を使う順番



参考図書

✔︎一億人の英文法

✔︎英文法の鬼100則


「形容詞は名詞を修飾する」




それは分かるけど、具体的に形容詞をどうやって使えばいいのかってイメージしにくいですよね。




「英語 形容詞」とかで調べてみると「限定的用法」と「叙述的用法」という言葉が出てきます。




この言葉を見て、そのままウィンドウの✖︎ボタンを押した方もいるのではないでしょうか。




ただ、形容詞の使い方を知らずにいるのは、実はとてももったいないこと。




なぜなら、形容詞の意味と使い方をマスターすれば英語表現がかなり広がるからです。




形容詞を使った表現が分かると、名詞をもっと自分の言いたいように表現できるようになるでしょう。




慣れが必要な部分もありますが、慣れればとっても簡単。




本記事では、難しい文法用語は一切使わずに「形容詞の意味と使い方」を解説してきますね。




さっそくいってみましょう!




英語の形容詞とは「名詞を飾る」ただそれだけ

形容詞の意味は「名詞を飾る」ということ。




人に何かを説明するときに、より具体的に伝えるための言葉ですね。




例えば、ただのお皿じゃなくて「大きい」お皿とか「綺麗な」お皿とか。




本当にただこれだけ。




まずは形容詞の意味を「名詞を飾る」とだけ覚えておきましょう。




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「名詞を飾る=形容詞」じゃない?|英語では「位置」で全てが決まります

形容詞の具体的な使い方に行く前に、1つ大切なことをお伝えします。




それは、英語では「文の中での位置」が「飾る」という働きをするということ。




そもそも英語は、配置によって文全体の意味が作られる(文型自体が意味をもつ)からです。英語話すのに文型いらない?|5文型が分かると英語は話せます!で文型の意味を紹介していますので、よければ見てみてください。




例えば、以下の例文を見てみましょう。

・That is a red cup. あれは赤いコップです。

・That cup is red. あのコップは赤い。




red を置く位置で働きが違っていることが分かりますでしょうか?




red が cup よりだと「限定」の働き




透明でも白でも黒でもなく「赤い」コップだと限定していますよね。




一方、red を cup の後に置くと「説明」の働き。




「あのコップ赤いね」と単純にコップの色を説明しています。





後ほど説明しますが、つまりこれは「形容詞じゃなくても、文章の決められた位置にさえおけば、それは形容詞として働く」ということになるんですね。





こんな感じで、まず英語では言葉を置く「位置」が「飾る」働きをすることを頭に入れておきましょう!




英語での形容詞の使い方は「限定」か「説明」かの2つだけ

ではさっそく、形容詞の具体的な使い方を紹介していきますね。




繰り返しになりますが、以下の2つのパターン。

・名詞の前に置く(限定)

・名詞の後に置く(説明)




順に見ていきます。




名詞の前に置くと「限定」

1つ目のパターンは、形容詞を名詞の前に置くことで「限定」する意味になること。




理由は前述のとおり、英語は位置によって働きが変化する言葉だからです




もっと慣れるために、もう少し例文を見ておきましょう。

・Look at the beautiful bird. あの綺麗な鳥を見て。

・The boy with a cute face smiled me. 可愛い顔した少年が笑いかけてくれた。




ただの鳥じゃなくて「美しい」鳥と限定していますね。




この場合、形容詞の位置は the や a などの名詞を限定する言葉(限定詞)の後ろに置かれます。




名詞は最大で「限定詞+形容詞+名詞」という形をとるからですね。




the beautiful birdがまさにこの形。




限定詞は取らない場合もあるのですが、まずは以下の2つだけ覚えておきましょう!

・形容詞を前に置くと「限定」になる

・形容詞を前に置く場合、最大で「限定詞+形容詞+名詞」という形を取る




形容詞は連続して使える【でも順番あり】

形容詞は、そのまま連続させたり接続詞で繋げたりすることもできます。




例えばこんな感じ。

・There are some beautiful yellow flowers in the garden. 庭には美しい黄色の花がたくさんあるね。

A convenience store is comfortable but small. コンビニは便利だけど小さいよね。




独特の勘が必要になってくるのが、形容詞をそのまま連続して使うパターン。




自然に聞こえるための順序があるんです。




まとめると以下のとおり。

限定詞

形容詞 名詞

感想・評価 大きさ 新旧 材料・所属

a
my
this

gorgeous
comfortable
big young 
old
blond
yellow
Swedish
leather
girl
armchair
bird

出典 "すべての日本人に贈る「話すため」の英文法 一億人の英文法"




大雑把に言えば、その名詞にとって近しい存在になる形容詞ほど名詞の近くに置くんですね。




ただ、あくまで自然に聞こえるというだけなので、正直覚える必要はないですよ




とにかく覚えるべきことは、以下の2つ。

・形容詞は連続させたり接続詞で繋げたりして使えること。

・自然に聞こえるための配置ルールがあること。




これだけでOKです!




名詞の後に置くと「説明」

2つ目のパターンは、形容詞を名詞の後に置くと「説明」する意味になること。




理由は前述のとおりなので割愛しますね。




ここでももう少し例文を。

My father is kind. 父さんは優しい。

It sounds very interesting! すごい面白そう!




「父さんは優しい」、「それは面白そう」だと単純に説明しています。




また、後ろから説明を加えるというパターンもあるので、こちらも見ておきましょう。

・We have to be looking for solution better. もっといい解決策を探さなくちゃね。

・Can I have something to drink? なにか飲み物もらえませんか?




どちらも後ろから名詞に説明を加えていますよね。




このパターンの特徴は、とにかく最初に言い切ってしまうこと。

・解決策を探さなくちゃだめ。どんな?→もっといいやつを

・何かくれない? どんな?→飲むものを




個人的には、英語を話すときの一番のコツがこれです。




「誰が何をする」を言い切った後に、その説明を加えていくように意識すれば、自然に口から英語が出るようになってきますよ( ^ω^ )




こんな感じで、形容詞を名詞の後ろに置くと「説明」という意味になることを覚えておきましょう!




「前から専門」と「後ろから専門」に注意

補足ですが、形容詞には「名詞の前にしか置けないもの」と「後ろにしか置けないもの」があるので注意しましょう。




単語自体の意味的に、その位置にしか置くことができないというのが理由です。




例えば、以下の2つは名詞の前にしか置けません。

・only 唯一の〜

・main メインの〜




onlyとmainは、そもそも単語自体が限定的な意味をもっています。




なので「名詞の前にしか置けない」んですね。




続いて、名詞の後にしかおけない単語は以下の3つのような単語。

・asleep 寝ている

・afraid 怖い

・alone 1人でいる




この3つは「〜が〜な状態にある」という説明に特化した意味なので、後ろ専門なんですね。




こんな感じで、前か後ろかにしか置けない単語があることも覚えておきましょう!




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英語だとなんでも形容詞になる?|3つのパターンを紹介します

ここまで、形容詞の使い方と意味について紹介してきました。




ここで思い出しておきたいことが、英語では「文中の位置が形容詞的な働きをする」ということ。




つまり、形容詞でなくても形容詞の働きができちゃうんですね。




一見紛らわしいのですが、見慣れてしまえば簡単です。




ここでは、形容詞以外で名詞を飾る3つのパターンを見ておきましょう。

・名詞で飾る

・-ing形で飾る

・過去分詞で飾る




名詞で名詞を飾る

1つ目は「名詞で名詞を飾る」パターン。




例文はこちら。

Leo our family dog is so cute. 飼い犬のレオは超可愛いんだ。

・I want to try to eat dog food. ドッグフードを食べてみたいです。




他にもhotel room とか winter vacation とか、色々な単語がありますよ。




意味が通れば、名詞を2つ重ねちゃえばOKということですね!


-ing形で名詞を飾る

2つ目は「-ing形で名詞を飾る」パターン。




例文は以下のとおり。

Learning english is really fun. 英語を勉強するのはほんと楽しい。

The woman living here is famous actor. ここに住んでいる女性は有名な俳優だよ。




I`m playing tennis!! と習ったように、-ing形は「〜している」と今まさに動いているような躍動感を感じさせる形。




今まさに英語を勉強していてウキウキして楽しい感じや目の前に有名な俳優がいるかのような感じを表現できるんですね。




もちろん名詞の後にもおけちゃいます。




気軽に使っていきましょう!




過去分詞で名詞を飾る

3つ目は「過去分詞で名詞を飾る」パターン。




例文はこちら。

The coffee served here is the best. ここで出される珈琲が一番なんだよ。

The breakfast provided by the hotel is complimentary. ホテルの朝食は無料だよ。




過去分詞形は、受動的な感じで「〜される」という意味。




-ingと同じように気軽に使えちゃいます!




【間違い多発】-ing形と過去分詞形の使い分け【感情を表す形容詞】

-ing形と過去分詞形は「感情を表す時」によく使われます。




しかし、この2つの使い分けを間違うとおかしなことになってしまうので注意が必要。




理由は、感情を表す動詞はそもそも「〜させる」という受動的な意味をもっているからです。




例えば以下の通り。

・John is surprised. ジョンは驚いた。

・John is surprising. ジョンは驚くべき人だ。




過去分詞は、感情を呼び起こされた人(ジョンは感情を受けた人)を指します。




一方、-ing形は、感情を呼び起こす原因そのもの(ジョンが原因そのもの)となるんですね。




単純に覚えるのであれば、「-ing形 = -させるような原因」、「過去分詞形 = -した人」でOKです。




他にも感情を表す形容詞はこんなものがあるので、参考までにみておいてください。

・excite わくわくさせる

・please 喜ばせる

・satisfy 満足させる

・worry 心配させる

・disappoint 失望させる



こんな感じで、感情を表す動詞を形容詞として使うときは、「ing形は原因」、「過去分詞はその人自身」と覚えておきましょう!




形容詞の使い方を覚えると一気に表現が広がります

ここまで、形容詞の意味や使い方を紹介してきました。



限定的用法とか文法表現を聞くとゾッとしてしまいますが、要は名詞をもっと説明したいだけなんですよね。



最悪、英語の骨格である文型さえ覚えてしまえば、最低限のことは英語で言えるようになります。




しかし、もっといろいろ言いたいけどそれを表現できないってなんか悔しくないですか?




せっかく英語を勉強するんだったら、言いたいことをそれなりに伝えられるようになった方が絶対楽しいはずですよね。




なので、「形容詞」とか堅苦しく覚えずに「なにかの様子や状態をもっと言いたいように言う方法」と捉えて勉強してみると、もっと英語が楽しくなってきますよ。




これからも英語をもっと身近に感じられるように、僕自身勉強しながら発信していきますので、一緒に楽しく学んでいきましょう!



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振り返り

では最後に、本記事の内容を簡単におさらいします。


✔︎ 形容詞とは

名詞を飾る言葉


✔︎ 形容詞は置く位置によって働きが変わる。

・名詞の前だと「限定」
・名詞の後だと「説明」


✔︎ 形容詞は連続して使えるが順番がある


✔︎ 形容詞以外でも名詞を飾れる

・名詞で名詞を飾る
・-ing形で名詞を飾る
・過去分詞で名詞を飾る


✔︎ 感情を表す動詞は扱いに注意

・ing形は「-させるような原因そのもの」
・過去分詞は「-した人」




今回も最後までみていただきありがとうございました( ^ω^ )




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  • この記事を書いた人

キッツ

TOEIC470点でヨーロッパ駐在した30歳会社員ブロガー▶︎話せる英語は中学レベル。文法ダメダメでも気にせず英語を話しまくる▶︎”それなり”英語がビジネスで通じると実感▶︎”ネイティブレベルなんか目指さない”英語の勉強方法を発信しています!モットーは「伝わればいいじゃん」

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