
「英語を勉強しようと思ったけど、なにから勉強したらいいのか分からない」
こんなお悩みにお答えします。
本記事の内容
- 英語を話せるようになりたい社会人がするべきこと
- 英語を話せるようになるための勉強方法
- 英語を話せるようにならない勉強方法
「英語を話せるようになりたい!」と思っても、具体的に何をどう勉強すればいいのかってよく分かりませんよね。
学生時代にそれなりに英語は勉強したはずなのに、英語が苦手という人は多いです。
いざ重い腰を上げ、英語を勉強しよう!と日常会話で使えるフレーズ集を買ってみたり、通勤中に英語教材を聞いたりしてみても、上達している感触をつかめず勉強を途中でやめてしまうことも。
「社会人で毎日忙しい中、ゆっくり英会話教室に行く時間も余裕もない」
「英語を勉強しても、自分が英語を話せるようになっている想像がつかない」
英語を勉強しようと思っても、勉強すれば本当に英語を話せるようになるのか不安になることも多いです。
僕自身、英語の勉強では何度も挫折してきました。
大学院時代に必死にTOEICを勉強しても470点が限界。
この点数では「英語を使って仕事ができる人」なんてイメージは持ちませんよね。
しかしこんな僕でも、本記事で紹介する方法で英語を勉強したことで、海外駐在員としてヨーロッパで仕事をこなすことができたんです。
なので、今回の記事では「社会人が英語を話せるようになるための勉強方法」についてお話ししていきますね。
Contents
英語を話せるようになりたい社会人がすべきことはたったコレだけです

英語を話せるようになりたい社会人がするべきことは「英語を話す練習を続けること」。
めちゃくちゃシンプルで申し訳ないのですが、こう断言する理由は以下の2つです。
・英語を話せるようになるには「話す練習」が必要だから。
・そもそも英語の習得には時間がかかるから。
英語はよくスポーツに例えられます。
例えば、野球を始めたばかりの人が野球理論の本をいくら読んでも、その知識を体で再現することができないですよね。
野球の腕前を上達させるには、下手くそでいいからまず野球をプレイして、体で感覚を覚えていく必要があります。
英語もこれと同じで、知識をつけるよりもまず「英語を話すことに慣れる」ことが必要なんですね。
しかし、実際に英語を話すことに慣れるにはとても時間がかかります。
徳島大学国際センターの論文の中で、アメリカ国務省(FSI)が発表している「外国人が英語を話せるようになるための必要な学習時間」は、約3,000時間〜5,000時間とされているからですね。(出典:日本人の英語学習について)
この論文によれば、日本では大学卒業までで約1,052時間は学習済みとのこと。
つまり、社会人になってから英語を身につけるためには、あと2,000時間以上の学習が必要という計算に。
社会人が英語を話せるようになるためには、英語を話す練習や学習を続けることが必要なんですね。
もちろん、英語を話せるようになるための必要時間は人によってマチマチなので、2,000時間という数字にとらわれる必要はないと個人的には感じています。
しかし、話せるようになるために時間がかかるということは、誰にとっても共通の事実なんですよね。
では、英語を話す練習って具体的に何をすればいいのでしょうか。
だれでも明日からできる英語を話すための練習方法を次の章で紹介しました。
次を読めば、英語を話せるようになるために具体的に何をすればいいのかが分かります。
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英語を話せるようになりたい社会人におすすめの勉強方法5選|できることから始めてみてください!

英語を話せるようになりたい社会人におすすめの勉強方法を以下の記事にまとめました。
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記事内で紹介している方法をざっくりお伝えすると、「考えたことを瞬時に英語にして口に出す練習」です。
言いたいことを頭の中で瞬時に英語にして口に出せるようになれば、スラスラと英語を話せるようになるからですね。
実際に私の英語力も、海外で仕事ができるくらいには伸びました。
まずはできそうな方法から始めてみてくださいね。
忙しい社会人の方がさらに英語力を伸ばしていくためには「効果の薄い勉強をしない」ことも重要です。
そこで次は「英語を話せるようにならない勉強方法」も併せてお伝えしていきますね。
英語を話せるようにならない勉強方法4選|英語を話せるようになりたい社会人はコレやらないで!

ではさっそく、英語を話せるようにならない勉強方法を4つ紹介します。
今やってしまっていないか、一度振り返ってみてくださいね。
・単語帳やフレーズ集を頭から暗記する
・文法書を頭から理解しようとする
・TOEICや英検の勉強ばかりする
・洋画の英語字幕または字幕なしで見る
効果の薄い勉強① 単語帳やフレーズ集を頭から暗記する
英語を話せるようにならない勉強方法1つ目は、単語帳やフレーズ集を頭から暗記すること。
英単語やフレーズだけをいくら覚えても、実際の英会話で瞬時に使えるようになれないからです。
例えば、海外旅行にいったときのために旅行で使えるフレーズ集を買って、頭からすべて暗記したとしましょう。
でも、いざ旅行に行ったとして、見ず知らずの土地にきたばかりの中、普段接していない外国人を目の前にして、必死に暗記したフレーズをパッと思い出して口に出すことができるでしょうか?
おそらく、緊張で頭が真っ白になってしまって何も言えずに立ちすくんでしまいそうですよね。
もちろん、単語やフレーズの知識ゼロでは話すことはできないのですが、そもそも使うことになれていない英語の単語やフレーズをいくら覚えても、それを実践で自分のモノのように使うことはできません。
単語やフレーズを使いこなすには、何も考えなくても口からそのフレーズがパッと出てくるくらい、音読して口に慣らしておくことが必要。
ただ知識を増やしても使うことができていなければ、せっかく暗記したのにすぐ忘れてしまうことになってしまいます。
こんな感じで、単語帳やフレーズ集を頭から暗記することは、英語を話せるようにならない勉強方法の一つと言えるでしょう。
効果の薄い勉強② 文法書を頭から理解しようとする
英語を話せるようにならない勉強方法2つ目は、文法書を頭から理解しようとすること。
世にある大半の文法書は大学受験合格が目的にされており、「英語を話せるようになること」にフォーカスされていないからです。
例えば、英文法のテキストを開けると、以下のような言葉がすぐに目に入ってきます。
・名詞的用法
・叙述的用法
・仮定法過去
こういった文法用語やその中身は和訳に役立つ程度の知識にしかならず、いくら詳しく覚えたとしても会話で使える知識にはなりません。
そもそも、難しい文法書を買ってきてそれを1ページ目から順にやっていっても、それを使いこなせるイメージができないので学習が続かないですよね。
何を隠そう、僕も英文法書を頭からやろうとして挫折したうちの一人笑
しかし文法をまったく学ばないのも問題なんです。
文法を英語の骨格なので、学習しないとすぐに伸び悩んでしまうでしょう。
そこでおすすめなのが「すべての日本人に送る 話すための英文法 一億人の英文法」という書籍。
✔︎一億人の英文法
英語学習者のなかでは王道とも言える有名な文法書。
僕はこの本で勉強したことを当ブログでアウトプットしているのですが、たしかに実際の会話場面で使える知識ばかりだと感じました。
何より、難解な文法用語がほとんど出てこないのでとっつきやすかったです。
なので、まずは英語を口に出す練習をして、その後に正しい英語表現ができていないと感じてきたら、一億人の英文法で学習してみましょう。
大学受験で必要となる難解な英文法をいくら勉強しても、実際に英会話で使える部分は少ないですし、学習自体も続きません。
こんな感じで、ただ文法書を丸々理解しようとすることは、英語を話せるようにならない勉強方法と言えます。
効果の薄い勉強③ TOEICや英検の勉強ばかりする
英語を話せるようにならない勉強方法3つ目は、TOEICや英検の勉強ばかりすること。
身についた知識を使う練習ができないからです。
よく「TOEIC900点代だけど話せない」という話を聞きますよね。
この原因は「せっかく学んだ知識を実際の英会話で使う練習をしていないから」なんです。
確かにTOEICや英検では、実際のビジネスメールやレストランでのワンシーンなどが問題として使われているため、覚えればそのまま実践で使える知識となります。
僕自身、TOEICの問題で使われているフレーズはそのまま仕事で使っていますよ。
しかし、いざ外国人を目の前にするとなんだか緊張してしまったり、正しい英語を話さなければ!という意識で「正しさ」に意識が向いてしまって会話のテンポについていけなかったりします。
すると、「せっかく身につけた知識を使いこなせない」ということになってしまいますよね。
いくら野球観戦が好きで知識が豊富な人でも、初めてバッターボックスに立ったら足が震えてなにもできないのと同じようなイメージです。
こんな感じで、TOEICや英検の勉強ばかりすることは、英語を話せるようにならない勉強方法と言えるでしょう。
効果の薄い勉強④ 洋画を英語字幕・字幕なしで見る
英語を話せるようにならない勉強方法4つ目は、洋画を英語字幕、または字幕なしで見ること。
会話が速すぎて何を言っているのか聞き取れない可能性が高く、多少聞き取れたとしても意味を理解できず挫折してしまうからです。
字幕ありの場合、映画ではスラング(仲間内だけで使われる言葉。本来の言葉の意味とは異なる場合が多い)がよく使われるので、英文を見てもすぐに意味を理解できません。
僕も一時期、字幕ありの洋画をワンシーンずつ止めて、会話の意味を調べながら理解しようとしましたが、3分も続きませんでした笑
字幕で見た英語表現も、使うことがないので次の日には忘れてしまいましたね笑笑。
なので洋画での勉強は、字幕なしでも半分くらい聞き取れてスラングや文法も理解している上級者じゃないと、レベルが高すぎて続けることができません。
そもそも、洋画を見るというのはリーディングとリスニングの勉強になので、「英語を話せるようになる」には繋がりにくいんですね。
こんな感じで、洋画を英語字幕または字幕なしで見ることは、効果の薄い勉強方法と言えるでしょう。
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社会人の「英語を話せるようになりたい!」という思いは行動すれば必ず実現できます

「英語を話せるようになりたい!」
こう思っても、英語に対して苦手意識をもち、学習を続けられない人は多いです。
そもそも社会人には毎日仕事があって忙しいので、勉強に使える時間やエネルギーは多くありません。
他にも家族と過ごす時間や趣味に没頭する時間が欲しいときもありますよね。
そんな中で英語を話せるようになるために勉強するなんて、自分が思っている以上にすごいことなんですよ。
そんな強い意思と行動力があるあなたなら、絶対に英語を話せるようになります。
すぐに結果に結びつかないかもしれません。
しかし、諦めずに継続することさえできれば、必ず効果を実感できるタイミングがやってきます。
長い目で、楽しみながら英語学習を継続してみてくださいね。
まとめ|英語を話せるようになりたい社会人へ|TOEIC500点代でも海外で仕事ができるようになった方法

この記事では、「英語を話せるようになりたい社会人へ|TOEIC500点代でも海外で仕事ができるシンプルな方法」として、以下の内容についてお話ししてきました。
・英語を話せるようになりたい!社会人がすべきことはひとつだけ
・英語を話せるようになりたい社会人におすすめの勉強方法5選|できることから始めてみてください!
・英語を話せるようにならない勉強方法4選|英語を話せるようになりたい社会人はコレやらないで!
・社会人の「英語を話せるようになりたい!」という思いは行動すれば必ず実現できます
英語を話せるようになることは難しいと思われがちです。
しかし、できることから一つずつ実践して、積極的に英語を口に出していれば、いつの間にか外国人と英語で会話できるようになっていますよ。
「千里の道も一歩から」
一歩ずつ行動していきましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました。
行動力のあるあなたが楽しく英語を話せるようになることを祈っています。